「さつきラン&ウォーク2025 企業対抗戦」では、走ることを通じて社内の交流をはかる「さつきdeダンラン」を推奨しています。「さつきdeダンラン」は、走った後みんなで飲みに行ったり、サウナで汗を流したり、リアルの場でともに時間を過ごし、親睦を深める試みです。部署や肩書に関係なく、一緒に走ることで、各企業ではどのような社内コミュニケーションが生まれているのでしょうか。それぞれの“ダンラン(団らん・ラン=RUN)”模様をご紹介します。

今回、取材ご協力いただいたのは
ピーエス・コンストラクション
PSC RUN
「人と自然が調和する豊かな環境づくりに貢献する」を企業理念に、土木、建築事業を展開するピーエス・コンストラクション。2008年にスタートした「PSC RUN」は、設立から17年続く社内でも長寿の部活です。毎週水曜日には、業務を終えたメンバーが集まり、汐留のオフィスから皇居に向かって走り出しています。

― 「PSC RUN」設立の背景を教えてください
皇居で行われた親会社のマラソン大会に参加したのが設立のきっかけです。最初は3、4人で大会に出ていたのですが、徐々に10人、20人と人数が増えていきました。そのうち「皇居を1周できるよう練習しよう」という話になり、部活としての定期的なランニング活動に至りました。
― 普段どのように活動されていますか
部活として活動を始めた頃は月1回集まっていましたが、その後、頻度が増え、現在は週1で走っています。東京勤務の方が集まるので、メンバーはおおよそ20名です。オフィスが勝どきにあった頃は、お台場までみんなで走りに行っていました。現在は汐留にオフィスが移動したこともあり、皇居まで片道2.5㎞の往復、そこに皇居1周を加えた、約11㎞が定番のコースです。バリエーションとして、浜離宮方面に走りに行ったり、レインボーブリッジまで行って、橋を渡って戻ってくることもあります。基本的な活動日は水曜ですが、週末に高尾山や奥多摩の山を登ったり、大宮集合で各々自宅から走って行き、その後、みんなでホルモンを食べるという会も行ったことがあります。
― チームで走っていてよかったと思うことは?
「高校以来この会社に入るまでしばらく運動していなかったのですが、皆さん優しくて、いい方たちなので、いつもペースを合わせてくれています。一人だと走れないので、引っ張ってもらえるのは嬉しいです」
「ランナーは、月間走行距離という目標があるじゃないですか。そのため、部活で水曜日走れるかどうかは重要です。毎回10㎞走れば4週で40㎞ですから。一人だともうやめようかなと思うところもみんなと一緒だと走り切れるし、おしゃべりしていると距離が短く感じます」
「みんなと競い合えるし(笑)。私は、一番の若手がライバルですが、まだ勝てる自信があります」
「僕は一番若いですが、年齢の割に速すぎる方ばかりなので、全然競り負けちゃいます。この部活は、上の方々があったかいので、僕みたいな若手がポンと来ても入りやすいです。みんな優しくしてくださるので、楽しく走れています。そういうところも魅力ですね」
「若いのが頑張れば、ベテランも頑張ろうと思える。お互いにエネルギーを与えあえるのはいいですね。私は役職がついている分、通常若い人からしたら声を掛けづらいと思います。けれど、ここで一緒に走っているので、廊下ですれ違ったときも、若い人が話しかけてくれます」
「ランナーは、月間走行距離という目標があるじゃないですか。そのため、部活で水曜日走れるかどうかは重要です。毎回10㎞走れば4週で40㎞ですから。一人だともうやめようかなと思うところもみんなと一緒だと走り切れるし、おしゃべりしていると距離が短く感じます」
「みんなと競い合えるし(笑)。私は、一番の若手がライバルですが、まだ勝てる自信があります」
「僕は一番若いですが、年齢の割に速すぎる方ばかりなので、全然競り負けちゃいます。この部活は、上の方々があったかいので、僕みたいな若手がポンと来ても入りやすいです。みんな優しくしてくださるので、楽しく走れています。そういうところも魅力ですね」
「若いのが頑張れば、ベテランも頑張ろうと思える。お互いにエネルギーを与えあえるのはいいですね。私は役職がついている分、通常若い人からしたら声を掛けづらいと思います。けれど、ここで一緒に走っているので、廊下ですれ違ったときも、若い人が話しかけてくれます」

― 活動を通じて変化したことはありますか?
「ここでランニングを始めたことで体重が10㎏減って、フルマラソンも走れるようになりました。走ると生活も規則正しくなるのがいいです。現在は、水曜と土日合わせて、週3回走ることが習慣化しています。計画的に物事を進める癖がついたので、業務も以前より効率化できていると感じます」
「みんな部署がバラバラで、走らなければ顔も知らないような人ばかりですが、ここでの繋がりがあるので、普段の業務でもちょっとした質問がしやすくなりました。『●●さんってこの人でいいんだよね?』とか、全然知らない部署に行ったとき、部活のメンバーにワンクッション置いて『このこと聞きたいんだけど誰に聞けばいい?』とか」
「みんな部署がバラバラで、走らなければ顔も知らないような人ばかりですが、ここでの繋がりがあるので、普段の業務でもちょっとした質問がしやすくなりました。『●●さんってこの人でいいんだよね?』とか、全然知らない部署に行ったとき、部活のメンバーにワンクッション置いて『このこと聞きたいんだけど誰に聞けばいい?』とか」
― 活動を行う際、気を付けていることはありますか
「速い人遅い人さまざまなので、皇居1周する際は、各々のペースで走ります。けれど、帰りはみんな一緒です。バラバラに練習しても、最後は「疲れたね」とか言いあいながら、全員で走ることを大事にしています」
「極力お揃いのTシャツを着て走るようにしています。同じデザインで3種類、色違いのユニフォームがあるので、次回出場するリレーでは、青、黄色、ピンクの3チームでTシャツを着て走る予定です」
「極力お揃いのTシャツを着て走るようにしています。同じデザインで3種類、色違いのユニフォームがあるので、次回出場するリレーでは、青、黄色、ピンクの3チームでTシャツを着て走る予定です」
― PSC RUNならではの「ダンラン(団らん・ラン=RUN)」ポイントを教えてください
「平日、週の真ん中に走ると身体が軽くなりますが、走って軽くなった分、その後は、『給水会』といって、みんなで飲みに行きます。そこが情報交換の場として楽しく機能しています」
「直接の業務で関わっていない分、相談しやすいこともありますから。楽しくお酒を飲みながら、気軽に話せる雰囲気がいいですね。縦でも横でもなく、斜め上くらいの関係なのが、ちょうどいいです」
「まさに、お酒が美味しく飲める部活ですね(笑)」
気さくで親しみやすい雰囲気の「PSC RUN」。ちょっぴり茶目っ気のあるメンバーたちが醸し出す空気が、世代や部署間の違いを超えた居心地の良さをつくり、17年という長きにわたり愛される部活たり得ているのかもしれません。チームビルディングや組織活性化は、大きなプロジェクトとして行うばかりではありません。ちょっと隣の人に声を掛けてみる。そのくらいの身近で気軽なことから、会社は風通しがよく、活気に溢れた場所になっていくのではないでしょうか。この事例を参考に、あなたの会社でも、小さなことから取り入れてみてください。
「直接の業務で関わっていない分、相談しやすいこともありますから。楽しくお酒を飲みながら、気軽に話せる雰囲気がいいですね。縦でも横でもなく、斜め上くらいの関係なのが、ちょうどいいです」
「まさに、お酒が美味しく飲める部活ですね(笑)」
気さくで親しみやすい雰囲気の「PSC RUN」。ちょっぴり茶目っ気のあるメンバーたちが醸し出す空気が、世代や部署間の違いを超えた居心地の良さをつくり、17年という長きにわたり愛される部活たり得ているのかもしれません。チームビルディングや組織活性化は、大きなプロジェクトとして行うばかりではありません。ちょっと隣の人に声を掛けてみる。そのくらいの身近で気軽なことから、会社は風通しがよく、活気に溢れた場所になっていくのではないでしょうか。この事例を参考に、あなたの会社でも、小さなことから取り入れてみてください。
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